土曜に富士スピードウェイで行われた富士チャレンジ200のソロ200㎞に出場してきたのでレースレポートを。
昨年もエントリーしていたのですが、確か強烈な雨が降ってたのと、自身のコンディション不良によりDNSとしたので今年が初参加となりました。
金曜はローラー活動はなしで、練習は通勤のみ30㎞ほど。途中の上りで上げたりしつつ、適度に刺激を入れておく。しばらく不調が続いているが、徐々にコンディションは戻ってきている感触がある。この日は炭水化物を多めに意識して摂取しておく。
今回、このレースにぶっつけ本番で「飛び道具」を投入することに(後日記載予定)。
まあ目標レース(おきなわ)ならこんな暴挙には出ませんが、練習のレースでもあるし、本番に向けて最後のレースになる可能性があるので、どちらかというと初めてでもレースに投入して実戦での感触を確かめておいたほうがメリットが高いと判断して使ってみることに。
金曜仕事が終わってから京都のプロショップへと向かい、最後の調整をしてもらい受け取る。
お忙しいところ急いでやっていただき本当にありがとうございました。
近くのラーメン屋で炭水化物補給をしてから京都を出たのが20:00。
実家が名古屋で、富士への経由地なのでこの日は実家へ。到着後、ホイールにタイヤを嵌めたりしてから23:00過ぎに就寝。翌朝4:00に起床して出発。
実はここ数日寝不足も続いており、この日もこの睡眠時間だったので高速を運転していて猛烈な睡魔が襲ってくる。どうしようもないので、SAでカフェインを注入したりしつつ、眠気と闘いながらなんとか8:00前に富士スピードウェイへ。多くのホビーレースと違って、スタートが10:00と遅めなので非常に助かった。
到着して、まずはサドルハイトを計測し、高さと前後位置を適当に合わせる。コクピットはステム高を一番下にしてもらっているのでまあこのままかな?Di2になったんですが、以前TTバイクで使ったこともあるけど、ロード用のレバーは初めて。バッテリー残量はそれなりに残っていたと昨日店長が言ってたので充電していない(これがのちのち…)。
受付に行くまでに乗ってみると、おお、軽いぞこれは、めっちゃ軽快だ、ということだけわかる。ポジションもまあだいたいよさそうなのでこれで行こう。全く合ってなかったMavicバイクでもそれなりに走れたから大丈夫だろう。
受付を終え、レースナンバーを装着したり。
そういえば、NITTO5000の両面テープを使用していますが、何度やってもはがれたりする気配もなくてやはりこれはいいです。私はこの両面テープをレースナンバーの周辺と中心部をバッテンにしにして正確に張り付け、レースウェアの貼りたい位置に張り合わせてからクシャクシャにして柔軟性を出し、ウェアを着用する、という方法を採用していますが、これで不具合が生じたことは今のところないです。
30分ぐらい前にスタートに並びに向かうとすでにかなり後方の位置。まあ初参加だし、ずうずうしく前へ行くことはせず、今回はスタート後に多少足を使いながら前へ上がっていくことに。そんな神経質にならなくてもいいや。
いざスタート。30秒以上経過してから自分の周辺もゆっくりとスタート。エンデューロレースは色々なレベルの参加者が混在しているので、最初が一番神経を使うし、慎重にならなくてはいけない。コース一番左を走るようにして、落車があった時にはいつでも芝生ゾーンへ回避できるようにしておく。
最初1周がローリングだったのでそんなペースが上がったりすることもなく、進路が空いた時などを利用して前方へ徐々に進んでいく。それほど脚を使わずに3周回ごろにようやく先頭付近に合流できた。
自転車が非常にいい。ちょっとしか乗ってないけど、まず軽快。明らかに上りは軽い。そして、力の伝達にロスがなく、スムーズに伝わっている感覚がある。
ボート(Rowing)をやっていた時に、自分が脚から出力した力が体幹部~腕~オールのハンドル~ボートのクラッチ(オールを嵌めるところ)とボートへの出力伝達がロスなく行われることを「つながっている」などと表現したりしていたが、この自転車でも「つながり」がいい感覚がある。
ちなみに、自転車の場合はペダルへの入力からドライブトレイン~ホイール、タイヤを介した路面までの力の伝達は機材任せで、しいて言うなら体幹〜臀部から出力して下肢を通り、ペダルを踏みこむという、身体における力の伝達が重要になってくると思うのです(間違っていたらすみません)。
が、ボートの場合は身体内の力の伝達でもボートのストレッチャー(シューズがついている部分、ペダルに相当する)を踏み込む力が、下肢、体幹を通して腕、オールの手を握っているハンドルに伝わることになるのでやや複雑です。
さらに、このオールのハンドルに入力されている力は、水中にあるブレードという、ひどく不安定なものを支えとして梃子の原理でボートのクラッチに伝わり、ボートを進めるというシステムになっているので、このブレードをいかに水中にエントリーして水中に「固定する」かというテクニックが要求されます。
水泳の場合は進む原理はボートと似通った部分があると思いますが、この「水中に固定する」という行為がブレードいう機材ではなく、手(さらに腕も含む)というもっと不安定なもので行われ、さらに水中における姿勢を制御して可能な限り水の抵抗を少なくするといったような技術が加わってくるため、さらにテクニカルな競技であると言えます。
かなり脱線しましたが、感覚としては非常によいものの、操作に慣れてないのでちょくちょく変速は間違えたり。あと、レバーやスイッチの位置とかが決まっていないのでバーテープを巻いておらず、下ハンを持つと滑りそうで非常に怖いのでとりあえず最初はブラケット部をメインに持って慣れていく感じで。
しばらくこういった高速のレースから遠ざかっていたこともあり、自分自身のコーナリングもイケてない感じ(もともと上手くないけども)。先頭付近で走るときは、高岡さんや56さん、今回はゲストライダーで来ている三船さんなど、ベテランの上手なライダーの後ろについてみて、同じように動けるように意識して走る。こういうのは普段は一人で走ることが多い私のような人間にとっては得難い経験なので非常に勉強になる。
前半は100㎞クラスの選手たちも混在しており、100㎞終了まではまったりペースという感じ。この間に自分の走りも徐々に改善してきて(たぶん)、機材操作にも慣れたころで100㎞の部が終了し、いよいよ自分たちのレースがスタートといつわたところ。
とりあえず、一度ホームストレートへの上りでちょい上げして、どのぐらい残ってくるのか試してみる。上りが非常に軽快だ。
すると誰もついてこずに独走状態になってしまう。どうしようか迷ったけど、まあ練習だしとりあえずこのまましばらく逃げてみるか、と無理のないペースでしばらく走ることに。万一逃げ切れると想定さた時にずっと出し続けれそうな出力で、とりあえずGarminの表示を切り替えて250~300wぐらいで淡々と。今まではレース仕様ではパワーメーターなしだったけど、これには左クランクの4iiiが装備されているのだ。
エアロフォームを意識し、下りの一番スピードがでるところではいわゆる「スペースポジション」を使ったりしつつ、維持できる出力でできるだけ速く走れるように意識。
淡々と一人で走っていたら3周目ぐらいに後続がいいスピードでやってきて捉えられる。
最初の差の広がり具合の雰囲気的にもうちょっと逃げれるかなと思っていたけど、さすがに逃がすとまずいと思われたのか早めに追走してきた模様。しかしこれのおかげで人数は10人ぐらいに減っていた。この時にやや集団が分裂している感じだったので、合流時にもう少しペースアップしておけばよかったかな…。
この後は、練習ということもあるので、ホームストレートへ向かう上りを利用してちょいちょいペースアップし、徐々にダメージを与えていき様子をみるという作戦。
集団内の様子をみると、高岡さんはやや苦しそうな印象で、やはりグランフォンド世界戦を終えた後でコンディションは十分でない様子。ビアンキの北野さんがけっこう積極的に上げており、調子は良さそうな印象。
千切れないにしても200㎞近く経過すると徐々にダメージが蓄積してきて、いつの間にか人数が減っていくということが多いのだけど、前半がまったりし過ぎていたのか、そこまでダメージが増えるにはちょっと距離が足りないかも…という雰囲気。関西のエンデューロレースと違って出場者のレベルも高いしね。
160㎞ぐらい経過してからもう一度逃げにトライしてみようか、と思っていたところ、150㎞ぐらいで変速が動かない?そういえば130㎞ぐらいからスイッチに反応しないときがあって気のせいだと思っていたんだが、これは…。
53×23Tの位置で固定されてしまい、上りは大丈夫だけど、平坦や下りは回りきってしまいこれは非常に厳しい。
またですよ、もうここまでくるとネタでしかないな、と思いつつ何とか打開策を探る。とりあえず、集団の後ろでなんとかついて、最終回ぐらいでダメ元でアタックするしかないなと。
それまで元気だったのに急に前にあまり出てこなくなり、さらにたまに見かけるとやたら高ケイデンスで回しているので他の選手たちには気づかれただろうな…。高岡さんがちょくちょく後ろで走っているのは後ろから私の様子を観察して、「こいつまたメカトラだな、シメシメ」と思ってるんだろうな~とか自意識過剰に考えていたのですが、どうもコンディション不良で後ろを走ってたっぽい。
とりあえず、下りのスピードが出る部分はエアロポジションとかも利用してできるだけ漕がないようにしてみるけど、ペダルを回さないといけない勾配になると私の技術では回りきってしまいかなりきつい。このせいで脚も攣りそうになるし。
幸い、集団全体もバテテきたようでたまに北野さんが上りで上げたりするぐらいであまりペースは上がっていない。本当だったらこのバテテきたタイミングで積極的に攻撃していきたいところだけど、上りで抜け出してもそのあとの平坦でスピードを維持できず無駄になるのは目に見えているのでとりあえず様子見で淡々と走るしか策がない。
と、170㎞ぐらいで変速が動くことに気づく。
おろろ?バッテリー切れじゃなかったのかな?初めてでバッテリー切れ時の挙動がどういうものか知らないのでわからない。(この時はバッテリー残量の確認方法も知らなかった。)
とりあえず、バッテリー切れを生じたが一時的に電圧が回復して少しだけなら動くと仮定しておく。
どうしよう、ずっと変速できるならスピードを上げて抜け出そうとしてみるけど、そのあとまた変速が動かなくなったら元も子もない。やはりここは集団の中で走り、最終回ぐらいにかけるしかないか…と思って、省エネ走行で極力変速を控えるようにして走る。
しかし180㎞ぐらい。
右シフトレバー:「カチ」
RD:「…」
右シフトレバー:「カチ」
RD:「…」
チーン…。「極力控える」ぐらいじゃあかんかったか~。数段シフトアップして後は全く使わないぐらいにしとけばよかった、と思ってもすでに後の祭り。
またしばらくしたら回復するのではないかという一縷の望みを抱きつつ、シャカシャカ回してなんとか集団で最終回へ。
右シフトレバー:「カチ」
RD:「…」
右シフトレバー:「カチ」
RD:「…」
はいはい、そう都合よく回復しませんわね。私が悪うございました。
あきらめて最後の上りへ。
とりあえず上り手前の一番下のところからアタック。予想外に後続が離れて、みんな想像以上にダメージを受けていいる様子。ひょっとしたいけるかと思いつつ、この後いったん出現する短めの平坦~下りで回りきってしまいスピードが維持できず、もう苦笑いするしかない。
後続に詰められてホームストレートへと続く2段目の上りへ。
ここはギア比は問題ないが、それまでで回しすぎたおかげでもう脚がない。
できるだけ頑張るけどもうあとは平地を走れる人たちのお膳立てでしかない。
平坦へ入り、先頭のリードアウト役としてくるくると回す。
もっと早々に交わされるかと思ったけど、みな意外とバテているのか出てこず。
後ろをチラ見すると、5人ぐらいしかおらず、予想外にさっきので人が減ったらしい。
お、このまま集団後ろで粘れば入賞ぐらいかなと思いつつ、ラストにスプリントする方々を見送ってゴール。高岡さんが優勝したらしく、かなりキツそうだったのに流石としか言いようがない。
富士チャレ200 6位 4:45:45 41.94㎞/h 189w NP236w
3位には関西から堀井さんが入賞。これまできょうへいからは強いと聞いてたけど、お会いする機会がなく、今回レース後に初めて話すことができて今後また練習など一緒にさせてもらうことに。楽しみだ。

6位だったので表彰式。
行きが猛烈な睡魔に襲われていたので、帰りも覚悟していたけど予想外に眠くならずに22:00前には帰宅できた。レースのこと色々考えていたからかな。

唯一休んだSAにて摂取した夕飯。
反省点としてはもちろん充電のこともあるし、結果もアレだったけど、どちらかというと本番へ向けて色々と収穫があったレースでした。
本番にはチャンプもばっちりコンディションを合わせて別人となるのは間違いないので(もちろん他の強力な選手たちも…)、私もあと2か月、しっかりトレーニングしてコンディションを整えていこうと思います。